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糖尿病とは…
血液の中のブドウ糖(でんぷんが分解されてできる最小構成分子)の濃度(「血糖値」といいます)が高くなり、放っておくと種々の恐い合併症が起こってしまい生活の質(QOL)を下げてしまう病気です。 |
平成9年8月に「北国からだの本」のシリーズとして「糖尿病はあなたが主治医」という本を、金沢大学医学部第一内科在職中に関連病院の先生方と協力して発刊しました。しかしながら最近は、「糖尿病はあなたが主役」が正しいのであろうと思っています。「主治医」とはいつも冷静に身体に起こっていることを評価して(客観的評価)、より良い状態にもっていくよう努力しなければなりません。 |
したがって、糖尿病の患者さんが自分の主治医になることは極めて難しいと言えます。一方、「主役」とは自らが演じるわけで、うまくこなせる場合もあるし、失敗することもあるわけです。その場合は必ず自分を評価し、その都度、的確なアドバイスをくれる「演出家」が存在します。「糖尿病」という舞台でうまく演じることができれば、血糖コントロールは良好となり、恐い合併症が起こる可能性も減るわけです。うまく演じるためには、「演出家」のアドバイスを受け入れ、協力しあうことが必要となります。また当然のことながら、すぐれた「演出家」に出逢うことが重要ですね。 |
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