HOME 糖尿病について 甲状腺について お知らせ 当クリニックについて 特集記事
ながい内科クリニック >甲状腺について>甲状腺の病気を良く知ろう!>
甲状腺ホルモン濃度が高くなる病気>B.破壊性甲状腺炎
甲状腺について
→甲状腺とは?
→病気を良く知ろう!
1)血液中の甲状腺ホルモン濃度に異常をしめす病気
甲状腺ホルモン濃度が高くなる病気
 >A.甲状腺機能亢進症
 >B.破壊性甲状腺炎
甲状腺ホルモン濃度が低くなる病気
2)甲状腺の結節性病変(腫瘍など)
→よくあるご質問と答え

B.破壊性甲状腺炎

炎症などにより甲状腺に貯まっていたホルモンが血液中に漏れるために起こります。甲状腺中毒症は数ヶ月程度の一過性のものです。症状に関してはバセドウ病の際の諸症状をご参照ください。以下に典型的な病気を二つ示します。


亜急性甲状腺炎

感冒様の前駆症状があり、発熱、喉の痛みなどがみられます。

甲状腺を押すと疼痛がみられ、場合によっては顎から耳、後頭部にかけて放散したりします。したがって、頭痛、耳痛、歯痛などと感ずることもありますのでご注意ください。またこの甲状腺の痛みは場所が変化したりします。

原因はウイルス感染などが考えられています。甲状腺自己抗体は通常陰性です。

自然に軽快していく病気ですが、発熱や疼痛が強い場合には、解熱鎮痛薬を内服いただきます。それでも改善しない場合には、ステロイド薬を内服いただきます。



無痛性甲状腺炎

基礎に橋本病を持っておられる方にみられます。出産後数ヶ月に発症するものと、出産とは無関係におこるものとに分かれます。

亜急性甲状腺炎と異なり、発熱、喉の痛みは殆どみられません。

治療に関しては自然に改善することが多いので、経過観察でOKの場合が殆どですが、人により甲状腺中毒症のあとにみられる機能低下症状が強い場合には、甲状腺ホルモン剤の補充が必要となります。




←前ページへもどる 上にもどる↑
Copyright2004 NAGAI Internal Medicine Clinic, All rights reserved.
お問い合わせはコチラまで
アクセス

 

甲状腺ホルモン濃度が高くなる病気 A.甲状腺機能亢進症 B.破壊性甲状腺炎 甲状腺ホルモン濃度が低くなる病気 甲状腺の結節性病変(腫瘍など)