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 こんな場合、どうしたら良い?

低血糖になったら?
低血糖の知識を確認しましょう。

低血糖って?
医学的には血糖値が50mg/dl以下であることを低血糖と呼んでいます。元来、人間の脳はブドウ糖をエネルギー源としているため、血糖が正常以下に低下してしまうと、脳は車でいう「ガス欠」状態となり思考するのを止めてしまいます(低血糖昏睡)。すぐにブドウ糖を補給しないと昏睡状態は持続し、最悪の場合、植物人間あるいは脳死状態に陥ることもあります。また頻回に低血糖発作を繰り返すと、本来慢性の高血糖で生じる三大合併症が発症・進展することもあります。「なんて恐いんだ」と低血糖を恐れるあまり、高血糖状態に甘んじる方もみられます。しかしながら、良好な血糖コントロールを得るには、低血糖を避けては通れません。また、早期の低血糖状態を知らせてくれる警報(低血糖症状)がありますので、気づけばそんなに難しいことではありません。


症状は?
冷や汗・動悸 脱力感・異常な空腹感・はきけ 手足のふるえ 頭痛・頭が重い・めまい
  • ものすごくお腹がすいて全身に力がはいらなくなる
  • 胸がどきどきする(動悸)
  • 手が振るえる(振戦)
  • 冷や汗をかく などの症状がでれば低血糖と考えて下さい。


どんな時におこるの?
低血糖を起こすきっかけはいくつかあります。

お薬の量を間違えてしまった(多かった)場合

対処法 低血糖が長く継続してしまうことがありますので、主治医に連絡された方が良いでしょう。

食事の量が通常よりも少なかった場合

対処法 追加して何かを摂取(補食)してください。

食事と食事の間が長くなりすぎた場合

対処法 低血糖を予防するために必ず補食をして下さい。

食事前の運動や通常よりも身体を動かした場合

対処法 運動により血液中のブドウ糖は利用され、低血糖を引き起こすのです。この場合も補食が必要となってきます。


補食とは?
すぐに糖分(ジュース1杯・角砂糖8〜9個・ビスケット3枚程度:1単位)をとって下さい。補食をするとしばらくすると症状が改善してきます。


知ってます?
その3 低血糖がわからなくなる−「無自覚性低血糖」の恐怖

自律神経障害が強く認められる方や低血糖を頻回に起こしている方では、低血糖症状が自覚しにくくなることがあります。その場合、一気に脳の「ガス欠」状態が起こり、意識障害に陥ってしまいます。この「無自覚性低血糖」が認められる場合には、必ず主治医にご相談下さい。予防方法としては、コーヒーなどに含まれるカフェインを多く摂取することが良いとされています。

コーヒー

低血糖―それは治療のバロメーターです
低血糖はお薬の量が多いことを通常意味します。お薬の量や飲み方を工夫しないといけません。したがって、主治医に低血糖が何時、何をしている時に起こったのか、その頻度などについて受診日に情報を提供なさって下さい。



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